海外ドラマ「プリズンブレイク」

日本でも話題となった人気作、プリズンブレイク。
脱獄を巡る息もつかせぬ緊張感が堪りません。
以下簡潔なあらすじです。

シーズン1
副大統領の弟を殺害した罪で死刑判決を受けたリンカーン・バローズ。
リンカーンの弟マイケル・スコフィールドは、兄の無罪を確信し、リンカーンの脱獄を計画。
リンカーンが収容され、自身が設計に携わった「フォックスリバー刑務所」に自ら収監される。
その上半身には刑務所の設計図と脱獄計画を図案化したタトゥーが刻まれていた。

シーズン2
結果的にリンカーンとマイケルを含めて8人の囚人(フォックスリバーエイト)がフォックスリバー刑務所から脱獄する。
フォックスリバー刑務所で出会った女医サラ・タンクレディを巻き込んだ逃走劇の果てに、マイケルは意外な人物との再会を果たし、
リンカーンを陥れ、アメリカを裏から操ると言う「組織」の存在を知る。
FBIの捜査官・アレクサンダー・マホーンと、マホーンに指示を与える「組織」はフォックスリバーエイトを亡き者とするため動き出す。

シーズン3
マイケルはサラを庇い、看守すら存在しない無法地帯であるパナマの刑務所「SONA」に収監される。
リンカーンからサラとリンカーンの息子LJを人質にされた事を伝えられ、とある人物を連れて脱獄することを強要される。
同じくSONAに収監されているフォックスリバーエイトの一人、セオドア・”ティーバッグ”・バックウェルと元FBIのアレクサンダー・マホーンを巻き込み、
マイケルは再び脱獄に挑む。

シーズン4
マイケル、リンカーン、サラ、マホーン、フォックスリバー時代からの仲間フェルナンド・スクレ、
フォックスリバー元看守のブラッドリー・ベリックらが再び逮捕され、アメリカに集う。
国土安全保障省に所属する捜査官ドン・セルフから、自由と引き換えに、「組織」を倒すために組織が持つデバイス、スキュラの獲得を依頼される。
マイケルはスキュラを巡る争いの中で、組織と敵対するある人物との再会を果たし、驚くべき事実を知る。
マイケル達は決着をつけるため、最後の戦いに動き出す。

ファイナル・ブレイク
自由を勝ち取ったマイケル達。マイケルとサラが結婚式を挙げる最中に、突如サラが逮捕され、刑務所に収監される事になってしまう。
マイケルはサラを救うため、最後の脱獄を試みる。

シーズン1は刑務所内のエピソードがメインで、脱獄計画を進める上での刑務所内での緊張感溢れる描写が素晴らしかったです。
マイケルとリンカーン、二人の主人公以外にも、
ヒロインのサラ、マイケルの同房のスクレ、凶悪犯ティーバック、汚職まみれの刑務長ベリックといったキャラはシーズン4まで通して活躍します。
特にマイケルとは浅からぬ因縁のあるティーバックの人気は絶大で、人気声優若本規夫の演技は最高です(笑)

シーズン2は打って変わって脱獄後の逃亡劇がメインです。
「囚人は刑務所を出ても囚人」という台詞が劇中にあるのですが、全くもってその通り。引き続き緊張感がある展開が続きます。
新たに登場したFBI捜査官マホーンは、人気キャラの一人。マイケルのライバルキャラとして活躍します。
更に「組織」との戦いも激化し、ストーリーは勢いを増して展開して行きます。

シーズン3で再び刑務所が舞台に戻ります。
しかし、アメリカの重警備刑務所であるフォックスリバー刑務所とは大きく雰囲気の違う、完全な無法地帯である刑務所、SONAが舞台。
一対一で殺し合い揉め事を解決する「決闘」や、容赦せずに囚人を射殺するパナマ軍、LJとサラを人質とした組織との駆け引きなど、
シーズン1とは違った緊張感が楽しめます。

シーズン4は組織が持つデバイス「スキュラ」を巡って組織との戦いが描かれます。
物語は急速に終結に向かって進み始めます。
当初はシーズン7まで企画されていたという事もあってか、急すぎる展開に不満もありますが、先が気になるストーリーは健在です。

ファイナル・ブレイクでは、サラが収監された女子刑務所の描写が印象的です。
サラを救うためにマイケルが挑む最後の脱獄劇は、ここまで観てきた視聴者なら感涙必至です。

アメドラということもあり、人気に伴う脚本の引き伸ばしやそれによるストーリーの齟齬の発生などはありますが、
全4シーズン+1話という十分に観やすいボリュームに収まっていて、全体的な完成度は非常に高いと思います。
まだ観ていない方は、休日を利用してイッキ観してみては如何でしょうか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です