シーズンが進むごとに微妙になりがちな海外ドラマ
よく海外ドラマはシーズンが進むごとにつまらなくなるといわれていますが、私も残念な気持ちになったことがあります。
基本的にはSF系が多いように思います。
HIROES/ヒーローズ、FRINGE/フリンジ、THE EVENT/イベント、FlashForward/フラッシュフォワードなどなど。
イベントと、フラッシュフォワードなどは途中から視聴率低迷で打ち切りになりました。
海外ドラマ リベンジ
「リベンジ」という1人の女性が父親の敵をとるために、父親を嵌めたお金持ちたちを相手に繰り広げる復讐劇のドラマがあります。女性が頭脳と美貌、さらに鍛えられたアクションで1人ずつ復讐していく様はとてもかっこよく、スカッとする気持ちになり楽しく見ていましたが、シーズン1の最終回が全く最終回ではなく、復讐劇のゴールとは程遠いものでした。しかし、これもよくある話なので私はシーズン1の熱をそのままにシーズン2を見始めたのですが…。
シーズン2の最終回でもまだまだゴールには近づきません。復讐が終えられるかと思いきや、最終回直前に別の大きな問題が現れたのです。この時点で多少萎えはじめ、熱も落ちてきたのですが、せっかくここまで見続けたのだから最後まで見届けたいという、義務にも似た思いだけでシーズン3も見ることにしました。「え?そんなのアリ?」と思えるような後付けのエピソード満載のシーズン3は熱も冷め、惰性で見ることとなりましたが、それでもなお、シーズン4へと「リベンジ」は向かうのです。「リベンジ」の最終シーズンとなったエピソード4。やっと最終回らしい最終回を見ることができ、私の気持ちも落ち着いたのですが、無理やりエピソードを増やした感がどうしても否めません。
THE KILLING/キリング アメリカリメイク版
同じく、私が残念に思ったのがいわゆる刑事ものの「キリング」でした。デンマークで大ヒットしたドラマの米リメイク版を視聴したのですが、シーズン1とシーズン2が2つで1つの作りになっており、シーズンを分ける必要性が分からないものでした。1話が1日分というわかりやすい作りではあるのですが、日本の感覚だとシーズンすべて見終わっても犯人が捕まらないなんて何て無能な警察…と感じてしまうほど。シーズン3も公開されましたが、こちらは見る気持ちになりませんでした。
本家本元のデンマーク版THE KILLING/キリングも観ましたが、こちらはとっても面白かったです。
「THE BRIDGE/ブリッジ」もアメリカでリメイクされましたが、こちらもやはり、北欧オリジナルの方が面白かったです。
最近のアメリカでは映画やドラマのリメイク版が流行っているようですが、イマイチな作品が多いような気がします。
なんでも制作する作品がヒットするかどうかによって、保険をかけているとの事で保険会社の圧力で元はある程度売れいてる映画やドラマなどをリメイクすることよってリスクを軽減しているのだとか。
ウォーキング・デッド
このように、シーズンが進むごとにつまらなく感じてしまいやすい海外ドラマですが、現在も新シーズンが幕を開けようとしている「ウォーキング・デッド」。2010年のシーズン1から現在も続く超大作ですが、こちらは今のところ残念な気持ちにはなっていません。むしろ、新エピソードが待ち遠しい状態が続いています。
題材的にはよくあるゾンビのパニックものですが、メインキャラクターたちの生死のバランスや、新キャラクターのタイミングが絶妙なのもあり、飽きが来ないのです。「コイツは生き残れなさそうだな」というキャラクターが早々に亡くなったり、「この人が死んだら物語も続かないな」という重要人物は生き延びたりしていますが、意外な人が亡くなったり、またその逆もしかり。
今は、「ウォーキング・デッド」を”面白い”と感じている気持ちのまま、最終回を迎えてくれることを祈るばかりです。
huluにて全シーズン、字幕版放送中です。