最近、本当に驚いたことがあるのですが、以前は安かろう悪かろうなんてイメージもあった100円ショップが、いまでは欠品あたりまえのトレンドアイテムが豊富なある種のプチぷらブランドショップになったということです。
最初は可愛い小物入れや便利なキッチングッズが売っている程度の認識だったのが、いつからかDIYの先端をいき、それからインテリア雑貨が有名になり、今ではブランドやキャラクターとのコラボ商品を数多く取り扱うようになりましたよね。
私は元々100円ショップ好きだったこともあり、暇さえあれば顔を出しているので新しい商品が入ったなという程度の認識だったのですが、最近スマホをいじりながら、世間はそんな程度の認識じゃないということに気がつきました。
今や流行の情報は雑誌やテレビだけでなく、むしろスマホなどの媒体を通したネットになってますよね。
そして何よりここ数年抜群に若者に人気のあるインスタグラム。
最早この名前を知らない人はいないんじゃないかというくらい、全ての流行の発信地ともいえるアプリですよね。
どうやら、この100円ショップの品切れやら爆発的人気はこのインスタグラムからきているなんていうのを目にしました。
例えばまず、ダイソーさんで扱っている蓋つきの収納ボックス。
表面に網目デザインがあしらわれたシンプルだけど暖かみのあるデザインのこの収納ボックス。
そのカラーバリエーションとデザインが人気になり、発売するとすぐ完売で欠品しているなんて言われて、なかには高値でオークションに出ていることも、なんてこともありました。
それから最近ではフリューとのコラボもやっており、やはり品切れのものも多数あるそうです。
ネットでもよく紹介されているのをみますが、決まり文句のようにインスタグラムで人気の!と書かれていることが多いですよね。
もはや、人気だからインスタグラムにアップされるのか、アップされたものが人気になるのか、ここらへんはそもそも流行とはなんなのかなどという流行そのものの概念に近いものを感じますよね。
とにかく、そんなわけでスマホの普及により身近になったネット社会により、以前は世代間だけで共有されていた流行や、マスメディアから受けるだけの流行が、自分たち発信でかつ全ての年齢の人間を対象にしたものになってきたわけです。
例えばその100円ショップのアイテムだって、若者だけに流行しているわけではなく、あらゆる年齢層の人が手に取っているわけですから。
そうでなければ100円ショップの100円の商品が、倍の値段で転売されるほど需要があるわけがないですし、全国的に欠品になるわけはありませんから。
そして同時に、かつてはチープなイメージもあったのが、今や品質もデザイン性も向上し、ひとつのブランドと化しているわけです。
変われば変わるというものですね。
個人的に何より驚いたのは、最近ではハンドメイド品も手広く扱っていることですね。
勿論既製品の質やデザインもさることながら、近年流行りのハンドメイド資材を豊富に取り揃えていることも本当に素晴らしい。
つい先日はコットンパールのような見た目のパールも入荷していましたし、勿論最近流行りのデコパージュやレジンの材料も豊富に取り揃えています。
100円ならばおためしで手を出せますし、投資が少ない分飽きてやめてしまっても納得できますよね。
私は子供用のヘアゴムなんから100円ショップで生地とクリップやゴムを購入して大量に生産しました。
これも実はネットの受け売りでして。
そうやってネットからの情報と流行について上手くつきあっていけたらとてもいいのかなと最近は思うようになりました。